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肩をすくめるアトラス

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肩をすくめるアトラス 第一部 https://www.amazon.co.jp/dp/4908222010/ref=cm_sw_r_cp_api_G1fZybJC76Q8S

アイン・ランドの1957年出版の小説。トランプ政権後のアメリカを考えるにあたって外すことのできない必読書。

 

政府の規制や補助、関与を嫌悪し、経済的弱者への救済を否定し、企業家の飽くなき利潤追求に完全な道徳的正当性を与える。

 

この本は91年に米国議会図書館調査で、「アメリカ人が最初の次にもっとも大きな影響を受けた本」に選ばれ、発売後50年以上経つのに今でもベストセラー。

 

トランプ自身は、このアイン・ランドの思想に傾倒している証左は見られないが、政権の閣僚、議会の重職に同氏の信奉者や、いわゆるリバタリアンが多く見られる。

 

リバタリアンの経済的、思想的な最大の支援者とされるコークインダストリーのコーク兄弟が、トランプ氏を最終的には支援し、閣僚人事にも影響力を行使していると見られる。

 

アメリカ政治史上初めて、リバタリアンが政治の中心に出てきたという事実は、減税額がどうなるかとか、メキシコの壁がどうかよりも、ずっと重要。

 

すでに、経済的弱者への支援であるオバマケアの廃止、国際機関への負担の軽減が打ち出されているほか、ワシントンの関与を否定するため、公務員の採用停止、環境規制の緩和、裏返しである環境ビジネスへの補助金カット、などアインランド信奉者のやりたい放題という状況。

 

金融規制の緩和など、規制の緩和は経済活動のダイナミズムを大きく活性化させることは間違いない。アメリカ経済は新しい世界に突入している。